AGA治療の費用相場についてまとめました。AGA治療を始めようとしても、費用が分からなければクリニックに足を運びにくいですよね。
どれくらいの金額なのかあらかじめ分かっておけば、規格外の価格を請求されても気づけます。また今後の支出の調整ができますし、マネープランも立てられるでしょう。
薬の種類ごとはもちろん、3ヶ月~6ヶ月治療した場合に想定される費用の相場も紹介しています。
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AGA治療は保険適用がされていないため保険診療にはならず、全額自己負担の自費診療となります。
なぜならAGAを治療せず症状が進行しても、直接的に命に関わらないからです。
風邪やインフルエンザなどは、放置すれば身体に直接的な悪影響が及びますし周囲の人にも悪い影響を与えます。
しかしAGAはいくら進行しても、自分や他人に対して直接的な害がありません。
そのためAGA治療の費用は検査も薬代もすべて自己負担になります。クリニックによって費用も違うため、継続して治療ができるかを第一に考える必要があります。
早速、AGA治療の費用相場を紹介します。
主な費用は、診察料、AGAの状態を確認するための検査が半年~1年に1回、処方される薬代、その他ケア用品の4つです。
診察料はクリニックに足を運ぶたびにかかる料金で、相場は0~10,000円程度です。
クリニックによって変わりますが、初診料は0円~5,000円程度、再診料であれば1,000円~3,000円程度のところが多くなります。
初診料が無料のクリニックも多いです。しかしAGAは継続した治療が大切になるため、再診料もチェックして検討しましょう。
いくら高くても、10,000円以内におさまります。
AGAの進行チェックや体質チェックのための検査で、相場は1回3,000円~7,000円程度です。
検査は治療開始時に1回、それ以降は半年~1年に1回のチェックとなります。
検査のやり方や料金はクリニックによって違うため、それぞれ検査方法や料金をチェックし比較しましょう。
血液検査、頭皮などの状態をマイクロスコープで調べる検査などがあります。
血液検査の相場は4,500円ほどです。
薬を使った手法が1番一般的で、その中でもよく使われるのが内服治療です。
内服治療の相場は1ヶ月3,000円~6,000円ほど、1年で36,000円~72,000円ほどとなります。
AGA治療にかかる費用の大部分は、薬代になるでしょう。
AGA進行レベルや体質により、処方される薬は変わります。
もし内服薬で効果が見込めなかった場合、外用薬との組み合わせの診療が検討されます。
組み合わせた場合の相場は、1ヶ月15,000円程度です。その他の詳細な相場については、後述の『AGA治療法による相場』をご覧ください。
クリニックで発売されている育毛シャンプーやサプリメントを購入した場合、こちらの金額がプラスされます。
基本的な治療に含まれているわけではなく、買うも買わないも基本的に自由です。プラスアルファのものと考えましょう。
AGA治療は自由診療のため、同じ診療内容でもクリニックにより費用が大きく変わります。
またクリニックにより治療方針や治療内容も変わるため、費用や診療内容は必ずチェックしましょう。
自由診療は保険診療に比べて料金が高くなりますし、クリニックにより費用や診療内容が変わり探しにくくなるのがデメリット。
その反面、海外で承認された最先端の治療を受けられるメリットもあります。
AGA治療法ごとの相場についてそれぞれ詳細に紹介します。
基本的には最初に内服薬治療があり、それ以降に外用薬、注入薬、植毛(手術)などが行われると考えましょう。
内服薬の全体の相場は1ヶ月3,000円~6,000円程度ですが、薬により費用が大きく変わります。
AGAの内服薬治療で主に使われる薬の相場を、以下の表にまとめました。
ジェネリック医薬品を取り扱っているクリニックの場合、より安価に治療を受けられます。
薬の名前 | 料金の相場(1ヶ月) |
プロペシア(フィナステリド※) | 5,000〜8,000円 ※ジェネリックの場合:3,800円程度 |
ザガーロ(デュタステリド※) | 8,000円〜10,000円 ※ジェネリックの場合:7,000円程度 |
ミノキシジル(内服) | 10,000円〜 ※ジェネリックの場合:5,500円程度 |
※フィナステリド……AGAの進行を抑制させる効果が期待できる治療薬。ヘアサイクルを正常にする効果が見込める。
※デュタステリド……AGAの進行を抑制させる効果の他、発毛や育毛の効果も期待できる治療薬。
詳細を見ていきましょう。
抜け毛を防ぐ内服薬で、1日1錠服用。28錠で8,200円程度です。ジェネリックの場合28錠で4,000円程度となります。
アルコールは少量であれば飲んでも構いませんが、飲み過ぎには要注意。副作用として、性欲減退などがあげられます。
▼詳細はこちら
抜け毛を防ぐ効果と、発毛を促す効果が期待できる内服薬で、1日1錠服用。0.5mg 30錠 で10,500円程度です。ジェネリック30錠で7,000円程度となります。
日本では2015年にAGAの治療薬として承認されました。
内服薬と外用薬があります。発毛を促す効果と、毛を育てる効果が期待できます。内服薬5mg30錠で8,000~9,000円程度、ジェネリックの場合は5,500円程度です。
1日1~2錠服用します。
内服薬と一緒に使うと効果が高くなります。外用薬としてよく使用されているのが、細胞を活性化させるミノキシジル。
ミノキシジルは、日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGA治療をするうえでかなりの効果が認められれているAランクの治療法とされています。
ミノキシジル外用薬60mlで5,500円ほどです。
頭皮に発毛効果が期待できる薬品を直接注入する治療方法です。
HARG療法はHARGカクテルを注射により注入します。メソセラピーはクリニック独自の薬を、複数の方法から自分に合ったものを選び注入します。
HARG療法の1年間の治療費は200万円ほど、メソセラピーの1年間の治療費は80万円~100万円ほどです。
薄毛が進行した部分に、AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の毛を移植する治療方法です。
AGAの影響をあまり受けていない部分を移植するため、一度定着すれば抜け落ちても再び生え定期的なメンテナンスは必要ありません。
1回の治療費は100万円からと高額です。
AGAの治療は早ければ3ヶ月程度で効果を実感できます。
あまり進行していない人であれば、3ヶ月を境に治療を終わりにしても良いでしょう。
詳しくまとめたので、見ていきましょう。
まずは3ヶ月AGA治療を受け続けたときの相場です。
【基本的な料金の計算式】
初診料1回分(0円~5,000円)+再診料2回(2,000円~6,000円)+検査料金1回分(3,000円~7,000円)=5,000円~18,000円
【基本的な料金+薬代の金額】
薬 | 薬の単価(月) | 3ヶ月分の薬代 | 基本的な料金+薬代 | |
内服薬 | プロペシア(フィナステリド) | 8,200円 | 約24,600円 | 29,600円~ ※ジェネリックの場合:16,400円程度 |
ザガーロ(デュタステリド) | 10,500円 | 約31,500円 | 36,500円~ ※ジェネリックの場合:16,000円程度 | |
ミノキシジル(内服) | 8,500円 | 約25,500円 | 30,500円~ ※ジェネリックの場合:21,500円程度 | |
外用薬 | ミノキシジル(外用)60ml | 15,000円 | 約45,000円~ | 50,000円~ |
次は4ヶ月から6ヶ月AGA治療を受けた時の相場を見ていきましょう。
【基本的な料金の計算式】
料金項目 | 単価 |
初診料 | 1回0円~5,000円 |
再診料 | 1,000円~3,000円×通院数(月1回目安) |
検査料 | 3,000円~7,000円 |
【基本的な料金+薬代の金額】
薬 | 薬の単価(月) | 4ヶ月の費用相場 (薬代+基本的な料金) | 5ヶ月の費用相場 (薬代+基本的な料金) | 6ヶ月の費用相場 (薬代+基本的な料金 | |
内服 | プロペシア(フィナステリド) | 8,200円 | 38,800円~ | 48,000円~ | 57,200円~ |
ザガーロ(デュタステリド) | 10,500円 | 48,000円~ | 59,500円~ | 71,000円~ | |
ミノキシジル(内服) | 8,500円 | 40,000円~ | 49,500円~ | 59,000円~ | |
外用薬 | ミノキシジル(外用) | 15,000円 | 66,000円~ | 82,000円~ | 98,000円~ |
治療を完了するまでの期間には個人差があります。
進行具合、年齢、体質などにより変わってくることを覚えて起きましょう。
効果を余り感じられないのであれば医師ときっちり相談し、薬を変えていくなど対策が必要です。
医師との相性も考えながら医院を選べば、ストレスなく通えるでしょう。
AGA治療は継続が大事であり、効果を感じるまで最低でも3ヶ月はかかるとおぼえておきましょう。
自由診療になるので、クリニック選びは非常に重要です。自分が納得できる治療方法であるのかはもちろん、1年通える価格なのかどうかも充分に検討してくださいね。
まずは信頼できる医師のカウンセリングを受けてみましょう。
メンズクリニックディラン(Dylan)では、AGAの検査・治療を行っております。
お客様の問い合わせも多く、満足度が高いクリニックです。まずは検査を受診してみてくださいね。
福岡大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院で研修、東京慈恵会医科大学附属病院救急部所属。おうえケアとわクリニック院長。「男性の立場から医療と健康を考える」という視点でメンズクリニックを開業。