女性化乳房の原因にはどんなものがあるのでしょう。
一言に女性化乳房といっても、一時的なものから慢性的な症状までさまざまです。事前知識としてまず原因となるところから知識を高めていきましょう。
女性化乳房の原因で代表的なものがホルモンバランスの崩れです。
性別に限らず、人の体の中には男性ホルモン(テストテロン)、女性ホルモン(エストロゲン)が存在します。通常男性であれば、男性ホルモンが働き、女性ホルモンは最低限に働くだけです。そのホルモンバランスが崩れることにより、女性化乳房の症状が現れます。
思春期に起こった女性化乳房は一時的なものがほとんどですが、加齢や遺伝性を原因とした男性ホルモンの低下によって症状が出ている場合は治療が必要です。
プロテイン、サプリメントの服作用により女性化乳房の症状が出る場合があります。
運動不足を補い健康を維持するために行っている栄養補給も過剰に取り過ぎるのは悪影響になります。とくにプロテインに含まれているイソフラボンは、サプリで摂っている人もいるでしょう。
締まった肉体を作るための筋トレに欠かせないプロテイン、AGAにも効果があるイソフラボンはメジャーなサプリです。ただイソフラボンを過剰摂取してしまうと、女性ホルモンが高まったのと同様の症状になり女性化乳房につながる場合があります。
また処方薬のステロイド、前立腺肥大の治療に使用される抗アンドロゲン薬、一部の精神安定剤も女性化乳房との関連が指摘されています。
加齢により女性化乳房の症状が現れる場合もあります。
年齢とともに男性ホルモンの分泌は減少していくため、女性ホルモンが強く作用してしまう40代後半から70代の男性に見られる症状です。この加齢によるホルモンバランスの崩れが、女性化乳房の症状として現れる場合があります。
お酒の飲み過ぎが女性化乳房の原因になることもあります。
適量であれば良薬ともいわれるお酒ですが、飲み過ぎは体型を崩すだけでなく内臓を痛めます。過剰なお酒の接種は肝臓や腎臓の働きを弱めて、ホルモンバランスを崩す危険があるのです。
肝疾患、腎疾患まで進まなくても、ホルモンバランスが崩れて女性化乳房の症状が現れる場合があります。
女性化乳房を放置するとどうなるのでしょう。
思春期に起こるような一時的なホルモンバランスの変化による場合は、自然治癒が期待できます。
プロテインやサプリの過剰摂取、処方薬の服用が原因であれば、飲み方や薬を変えることで改善することも可能でしょう。
ただし原因が脂肪の蓄積や他の病気の信号であるなら放置は危険といわざるを得ません。とくに加齢により女性化乳房の症状が現れた場合は、男性乳がんの可能性があるので放置せず医師の診断を受けることをおすすめします。
女性化乳房の治療にはいくつかの選択肢があります。
症状を診断したうえで選ばなければなりませんが、おすすめなのが脂肪吸引です。脂肪吸引はダウンタイムが短く再発の可能性が少ないことから、忙しい方にもおすすめできます。
女性化乳房治療としておすすめできるのが脂肪吸引でしょう。
脇や胸の下側を数ミリ切開して極細の吸引管(カニューレ)により脂肪を吸引除去する施術です。
クリニックにより違いはありますが、施術時間は60分ほどと考えておけばいいでしょう。
メリットとしては以下のものが挙げられます。
女性化乳房に悩んでいても、休みを多く取れない人も多いかと思いますが、脂肪吸引であれば、短期間で通常の社会生活に戻れるのでストレスを感じることも少ないはずです。
乳腺摘出手術は、保険診療の病院でも受け付けているのがメリットです。
乳房下縁もしくは乳輪を切開して、乳腺組織そのものを取り除くことができます。全身麻酔で行われる外科手術で1時間半かけて行われるのが通常です。
ダウンタイムやアフターケアは以下に挙げておきます。
症状によっては脂肪吸引と併用する場合もあります。併用の場合の手術時間は2時間~3時間ほどが目安です。
女性化乳房でしこりの痛みがある場合は、ホルモン注射が選択されることがあります。
ホルモンバランスの崩れが原因なら、男性ホルモン剤を1カ月から2カ月注射をし続けていくと改善されるケースが多めです。副作用がないよう適切な量を打たなければならないこと、男性乳がんとの識別をするため、医師には経験と実績が求められます。
女性化乳房治療を選ぶ際のポイントを3つ挙げておきます。
女性化乳房の治療を受けるクリニックを選ぶ際のポイントでもっとも大事になるのが症例数と実績です。
さまざまな原因や症状がある女性化乳房は、施術の前にしっかりとした診断が必要になります。症例数や実績が豊富なのはそれだけ診断が確かで自信があるということです。
公式サイトで症例数を明記しているクリニックや症例画像が掲載されているところは信頼できる可能性が高いといえるでしょう。
治療内容とアフターケアの充実度も重要なポイントです。
女性化乳房には経過観察や投薬など、脂肪吸引や乳腺摘出手術を行う必要がない症状の場合があります。
すぐに手術ではなく、しっかりとした診断が大前提です。そのうえで治療方法が多くあれば選択肢も増えるので安心感をもつことができます。また施術を受けたあとのアフターケア、再診や不安があった際のコンタクトの取りやすさなども選ぶ基準にするといいでしょう。
料金体系の明確さも確認しておきましょう。
カウンセリング、初診再診料、手術の場合の麻酔代など、施術料金と明記している以外にもオプションでプラスされることがあります。無料カウンセリングを行っているクリニックは多くあるので、その際に全部でいくらかかるのかは確認しておきましょう。
聖心美容クリニックの女性化乳房治療は、男性の胸に現れる女性化乳房を改善する手術です。脂肪吸引や乳腺切除を組み合わせ、自然で引き締まった男性的な胸を再構築させてくれます。豊富な症例実績を持つ専門医が、患者一人ひとりに最適な治療法を提案し、術後のダウンタイムや傷跡の目立ちに配慮した精密な施術を行ってくれます。
THE CLINICの女性化乳房治療は、男性の胸部に発生した女性化乳房を改善する手術です。脂肪吸引や乳腺組織の除去を行い、自然な男性胸を再構築します。安全で効果的な治療法を提供しています。整形美ではない自然美にこだわり、脂肪吸引・豊胸手術・若返り治療を提供してくれると人気となっています。
湘南美容クリニックの女性化乳房治療は、脂肪吸引や乳腺切除だけでなく、成長ホルモン注射の提供を行っています。自宅で注射ができるものを提供しているため、何度も通院をする必要はありません。経験豊富な医師が一人ひとりに最適な治療法を提案し、細かくアドバイスをしてくれます。
TCB東京中央美容外科の女性化乳房治療は、男性の胸に現れる女性化乳房を改善する手術です。脂肪吸引や乳腺組織の除去を行い、男性的な胸を再構築します。専門医によるカスタマイズ治療で、患者一人ひとりに最適なアプローチを提供。高い技術力と安全性を誇り、術後のダウンタイムも最小限に抑えてくれます。
湘南美容クリニックの女性化乳房治療は、脂肪吸引や乳腺切除だけでなく、成長ホルモン注射の提供を行っています。自宅で注射ができるものを提供しているため、何度も通院をする必要はありません。経験豊富な医師が一人ひとりに最適な治療法を提案し、細かくアドバイスをしてくれます。
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女性化乳房治療の費用相場を紹介します。
手術となった場合は、脂肪吸引、乳腺摘出手術のどちらかになるか併用で行われるのが通例です。クリニックにより違いはありますが、以下の料金を目安と考えておくといいでしょう。
女性化乳房施術法 | 料金目安 |
脂肪吸引 | 両胸300,000円~600,000円 |
乳腺切除手術 | 両胸400,000円~800,000円 |
脂肪吸引・乳腺切除術併用 | 両胸600,000円~1,000,000円 |
片側だけの場合は料金のおよそ半額です。
乳腺切除術のみであれば保険適用で対応してくれる病院、クリニックもあります。
女性化乳房の治療後、施術法によっては元に戻る可能性はあります。
脂肪除去を受けた方も元に戻ってしまうことは少ないとされています。
乳腺切除術の場合は乳腺を除去してしまうため、再発することはないといっていいでしょう。
ただ薬剤やサプリなどが原因の場合は、服用をやめても一時的な改善で再度女性化乳房になる可能性は否定できません。
男性ホルモンを注射することで改善させたケースでも、原因が解消されない限り戻ってしまうことがあるでしょう。
完治をさせるには医師に原因を特定してもらったうえで、脂肪除去などの施術を受けた方が確実です。
真性と偽性の女性化脂肪を自身で見分けることは困難です。
真性女性化乳房は乳腺組織の増殖によって胸が膨らみます。
原因はホルモンバランスが崩れや内臓疾患、薬の副作用によるものが考えられます。
偽性女性化乳房は乳腺ではなく脂肪組織によって膨れて見えるものです。
運動不足で若いときより体重が増えた方、逆に少年、青年期に太っていて現在は痩せている男性に多く見られます。
真性と偽性の混合の場合もあるので、医師の問診、触診やエコー検査など画像で確定させる必要があり、自身で判断するのは難しいでしょう。
女性化乳房の治療で保険適用されるのは、乳腺切除術を行った場合のみです。
形成外科や自由診療と保険診療をともに行っている美容クリニックで受けられます。
ただ女性化乳房は偽性の場合が多く、そのケースに効果的な脂肪吸引は自由診療です。
多くの女性化乳房に悩む男性が美容クリニックに行くのは、脂肪吸引、乳腺切除術のどちらでも選択したり併用したりできることとともに、体の負担が少なくダウンタイムを短くする工夫やアフターケアが充実しているからといってもいいでしょう。
福岡大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院で研修、東京慈恵会医科大学附属病院救急部所属。おうえケアとわクリニック院長。「男性の立場から医療と健康を考える」という視点でメンズクリニックを開業。