抜け毛や薄毛の改善が期待できるAGA治療ですが、知識不足で治療にのぞめば後悔する可能性もあります。
実際のAGA治療経験者が後悔したポイントを知っていれば、「思っていたのと違った」など失敗を防ぐことに繋がるでしょう。
本記事ではAGA治療で後悔する理由、デメリット、それらをカバーするための対処法をまとめました。
最後まで読めば、AGA治療で失敗し後悔するリスクを減らせるかもしれません。
まずは実際にAGA治療をした人が後悔するポイントをまとめました。
事前に知っておけば回避できることもあるので、最後まで確認しておくことがおすすめです。
AGA治療は即効性がなく、半年から1年の継続的な治療をする必要があります。
なぜなら、髪の成長サイクルを正す必要があるからです。乱れた髪のサイクルをリセットし、休止期間3~4ヶ月を経て新しい髪の毛が生え始めます。
定期的な通院の手間、薬の服用が面倒になったり、薬代を支払うことが嫌になったりすることから、「やらなきゃ良かったかも」と後悔し挫折する男性も多いです。
内服治療や外用薬治療など長期にわたる治療が合わないなら、1回の治療で効果が見込める自毛植毛を検討することも視野にいれましょう。
AGA治療薬も、他の薬と同じく副作用が現れる可能性があることを覚えておきましょう。
副作用のリスクはさまざまです。
内服薬の場合は、肝機能障害、性欲減退、食欲不振、吐き気などがあげられます。
外用薬の場合は、頭皮のかぶれ、かゆみ、動悸などです。
重篤な症状を引き起こすケースは非常に希ですが、万が一のことを考え医師の指導のもと、正しく服用する必要があります。合わない場合はすぐに医師に相談することが大切です。
AGA治療で髪の毛のサイクルがリセットされると、抜け毛の症状が起きます。
AGA治療を開始してすぐに脱毛症状が現れると、恐怖を覚えるのは当たり前のことです。
きちんと治療が行われている証ともいえるため、後悔する必要はありません。
初期脱毛で治療をやめるメリットと、初期脱毛を我慢して治療を続けるメリットを考えてみましょう。長期的に考えれば、我慢した方が良いはずです。
もし不安な場合は、医師に相談しましょう。
AGA治療は即効性がないため、効果が実感できず途中でやめる人も多いです。
頑張って通院し自宅でも薬を服用しているにもかかわらず改善の兆しがないと、モチベーションが下がります。
また先ほど紹介した初期脱毛の症状が出ると、担当の医師を疑いたくなることもあるでしょう。
しかし治療をやめると、進行性の脱毛症であるAGAを抑えることができません。
薄毛が悪化することもあるため、治療は最低でも半年~1年は続けた方が良いでしょう。それでも合わない場合は、クリニックの変更を視野にいれましょう。
医薬品は用法・用量を守らなければ、期待されている効果は得られないうえに副作用が現れるリスクが高まります。
先ほど紹介したような副作用が現れると、AGA以外にも悩むポイントが増えるでしょう。
副作用が現れるリスクをできる限り下げ、効果をあげるためにも、医師の指示の下正しく服用することが大切です。
万が一服用を忘れた際にどうすれば良いのかをあらかじめ聞いておきましょう。
AGA治療の方法が自分に合っていない場合、後悔をするケースが多いです。
一般的なAGAの治療方法である、内服治療を例に考えましょう。
内服治療は継続が大切です。毎日コツコツ薬を飲み、毎月通院することが苦でなければ問題なく続けられるでしょう。服用することを忘れる日も少なく、効果はより期待できるはずです。
しかし毎日の積み重ねが苦手だったり、仕事で内服できない日があったりする場合は、内服治療が向いていません。
医師と相談し、適切な治療方法を探すことで後悔することを防げます。
AGA治療薬はインターネットで簡単に購入できますが、偽物が紛れ込んでいる可能性が高いのでやめましょう。
正規品と記載されていても、本当かどうか素人には見分けられません。
仮に知り合いが個人輸入品でAGA治療を行っており実際に進行が抑制されていても、あなたの元に届くのが本物とは限らないです。
また重篤な副作用が生じた場合、国が用意した制度・医薬品副作用救済制度を受けられません。
医師から処方された正規品を使うことで、リスクを避けられます。
AGA治療にはデメリットもあります。どのような良くない点があるのかを知り、AGA治療で得られるメリットと比べていきましょう。
AGA治療で効果を実感するために必要な期間は半年、早くても3ヶ月ほどです。
最初は自分でも気づけないほど小さい変化ですが、時が経つにつれて効果が実感しやすくなります。
乱れたヘアサイクルを正し、そこから休止期間を経ることを考えれば最低でも半年は続ける必要があるといえるでしょう。
即効性がないとモチベーションも下がりますが、効果が実感できないデメリットと半年続けて得られるだろうメリットを比較することが大切です。
AGA治療は自由診療となり、保険が適用されません。
なぜならAGAによる薄毛や脱毛症状は、日常生活に悪影響を及ぼさないから。命に関わる問題ではないため、自費が基本です。
しかし脱毛症状が精神的な要因で起きるものであれば、保険が適用されるケースもあります。
また「AGAだと思っていたが実は炎症が原因だった」などの場合も保険は適用される可能性が高いです。
AGA治療をする前に毛根細胞が死滅している場合、治療薬による効果は見込めません。
なぜなら治療薬は、AGAの原因となり得るジヒドロテストステロン(DHT)を抑制し抜け毛を抑えることが目的だからです。
また外用薬の場合は、頭皮の血行を促進することで、髪に栄養を行き渡らせることが目的となります。
つまり、すでに毛根が死滅している場合は、効果が見込めません。
そのため毛根が死滅した場所でも毛を生やせる、自毛植毛などが視野に入れられるでしょう。遅ければ遅いほど、治療の幅が狭まります。
AGA治療で後悔しないための対処法をまとめました。気持ち良く治療をしていくためにも、最後までご覧ください。
(再診料、定期検査料等を含む)
月額 | 年額 | |
内服薬の治療 | 2,000~8,000円 | 54,000~126,000円 |
内服薬と外用薬を併用した治療 | 18,000~38,000円 | 246,000~486,000円 |
自毛植毛 | ※1回のみ 約250,000円 | 270,000円 |
※治療費の例
継続的な治療を無理なく行うために、月額と年額の費用を計算しましょう。
少し多めに見積もっておくことで、心に余裕を持って治療ができます。
まずはクリニックの初診で治療料金について聞き、そこからおおよその月額費用と年額費用を計算します。
定期的な検査があるため、治療費用にプラスして再診料、検査料も金額に入れておくと安心ですね。
費用を把握しなければ、治療が継続できず薄毛が進行します。
AGA治療で使用する薬品には副作用があります。副作用が発現する確率は薬によって変わるため、それぞれの発現率や副作用の内容を確認しておきましょう。
例えばプロペシアは4%、ミノキシジルは8%です。
副作用を理解しておけば、万が一発現したとしても「AGAの治療薬が原因かも」と推測できます。
しかし副作用を理解していないと、例えば性欲減退が起きたときに「なぜ?」「鬱かも?」「食生活がだめ?」など不安がつきません。
安心して継続するためにも、副作用に関する不安は医師に相談しておきましょう。
AGAの治療法は、生活習慣を改善することで効果が得やすくなります。
食事や睡眠を見直し、改善していきましょう。AGAの原因として主にあげられるのは遺伝。しかし遺伝だけではなく、環境的な要因も少なからず関係していることが多いです。
栄養バランスを考えた食事、飲酒や喫煙を控える、充分に睡眠を取ることを意識しましょう。
足りない栄養はサプリを使って補います。また皮脂が気になる場合は、頭皮ケアをすることも重要です。
AGA治療をする際は、クリニックで処方される正規品を使いましょう。
クリニックで処方してもらうことで、自分に合った薬が分かります。また万が一副作用が発現した際も、適切な対応をしてもらえます。
個人輸入品は安価ですが、品質が保証されていないうえに、国の制度が利用できないため、結果支払う金額が高くなる可能性も0ではありません。
効果が期待できる正規品を利用することで、安心して治療ができます。
AGA治療をする際は、自分に合ったクリニック選びが非常に重要です。
半年継続しても効果が見込めなかった場合、医師が自分と合わなかった場合、診断に納得がいかない場合などは、セカンドオピニオンも視野にいれましょう。
医師にもさまざまな考え方の人がいます。自分に合ったクリニック選びをすることで、ストレスなくAGA治療ができるようになります。
自分に合うクリニックの見つけ方をまとめました。
どのようなポイントに気をつければ良いのかを知り、ストレスが少ないAGA治療をしましょう。
クリニック選びをする際は、料金、効果、検査内容などを比較しましょう。
料金を調べるときは、治療料金の他、再診料、検査料、交通費なども加味して考えることがおすすめです。
実際に算出した料金と、得られるだろう効果を照らし合わせてクリニックを選びましょう。
AGA治療する際は、通いやすさが重要です。
会社付近だと同僚に見つかる可能性もあるので、会社にバレたくない場合は会社近くの病院を選ばないようにしましょう。
家から通いやすいところが、1番おすすめです。また毎月行く特定の場所があるなら、その近くで探すのも良いでしょう。
AGAはオンライン診療も可能です。自宅で問診を受けて、薬の受け取りまですべて郵送でできるシステムもあります。
クリニックに来院しなくても薬が手に入るため、忙しい人におすすめです。
ただし頭皮の状態はカメラで確認するため正確な判断ができなかったり、郵送費がかさんだりします。
初診は対面診察を受ける、忙しいときだけオンラインにするなど、工夫することがおすすめです。
AGA治療で後悔するポイントをまとめました。
AGA治療で後悔する理由として多いのは、根本に「知識不足だった」というものがあるでしょう。
AGA治療の実態、費用、効果が出るまでの時期をしっかりと知っておくことで、「こんなはずじゃなかった」と後悔することが減るといえます。
まずは信頼できる医師のカウンセリングを受けてみましょう。
メンズクリニックディラン(Dylan)では、AGAの検査・治療を行っております。
お客様の問い合わせも多く、満足度が高いクリニックです。まずは検査を受診してみてくださいね。
福岡大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院で研修、東京慈恵会医科大学附属病院救急部所属。おうえケアとわクリニック院長。「男性の立場から医療と健康を考える」という視点でメンズクリニックを開業。