点滴・注射

高濃度ビタミンC点滴の効果って?男性だと効果がない?頻度や持続性も解説

男性にもおすすめしたい高濃度ビタミンC点滴。当記事では、下記について5分で分かります。

  • 高濃度ビタミンC点滴の効果
  • 効果がないと言われる理由
  • 効果的に受ける方法
  • 高濃度ビタミンC点滴のデメリット
  • 高濃度ビタミンC点滴について、よくある質問

ぜひお読みください。

 

 

男性にもおすすめ!高濃度ビタミンC点滴の効果

高濃度ビタミンC点滴 効果

高濃度ビタミンC点滴が気になっているなら、この8つの効果が期待できます。

以下に当てはまる方は、体内でビタミンCの消費が大きく、不足している可能性があります。

 肌トラブルが多い
風邪を引きやすい
タバコを吸っている
大きいストレスがある
疲れがたまっている
頭がクラクラするときがある
歯からよく出血する

自分かもと思った方は、是非効果について詳しく見ていきましょう。

抗酸化作用・アンチエイジング

ビタミンCは、エイジングエアをするなら必要不可欠な成分と言えるほど多くの作用があります。

  • コラーゲン生成
  • セラミド生成
  • メラニン生成の抑制
  • ターンオーバーの正常化
  • 抗酸化作用

肌のツヤ・弾力に欠かせないコラーゲンやセラミドの生成を促進し、シミの原因となるメラニンを作らせません

また、身体がサビて老化するのを防ぐ作用も併せ持っています。

美肌・美白効果

ビタミンCは、荒れた肌を鎮静化し、血流がスムーズになることで美白になり、さらに。美肌を保つ働きもあります。

抗炎症作用で、過剰な皮脂を抑制し、気になる毛穴のケアやニキビ予防に最適です。

荒れた肌を鎮静するでしょう。

シミのもとになるメラニンや老廃物を排出するサポートをすることで、美白に近づいていくのです。

さらに、ビタミンCには、繊維芽細胞の働きを高めることにより、ヒアルロン酸を生成を活発にします。

保水力を持つヒアルロン酸は、乾燥に弱い小じわを目立たなくさせ、美肌効果をより高めていくでしょう。

免疫力の向上

ビタミンCがもつ意外な効果は、免疫力を向上させることで す。

ウイルスが体内に侵入すると、「インターフェロン」というたんぱく質が作られ、ウイルスの増殖を防ぎます。

そのインターフェロンを作り出すためには、ビタミンCが必要です。

人は体内でビタミンCを作り出せませんから、日頃からビタミンCを摂取すれば風邪の予防にもなるでしょう。

ちなみに、コロナ禍において、スペインで重症患者にビタミンCの血中濃度を調べたところ、顕著に低い値が出たことが研究で知られています。

今は臨床段階ですが、ビタミンCを投与してコロナを治療する方法があるほど、ビタミンCは、人の免疫力の向上に大切なのです。

疲労回復・抗ストレス効果

人はストレスを感じるほど、活性酵素を発生させます。ビタミンCの消費が大きくなります。

活性酵素を発生させると、次のダメージが考えられます。

  • 細胞を傷つける
  • 血流を悪くする
  • 疲労がたまる
  • 老化速度を速める
  • 免疫力の低下

これらを防ぐためにも、抗酸化作用のあるビタミンCを身体に取り入れることが大切です。

ビタミンCを摂取することにより、疲労回復に向かい、抗ストレス効果に期待ができるのです。

生活習慣病の予防

以下の生活習慣がある人は、ビタミンCを日常的に大量に消費している可能性があります。

  • 喫煙
  • 血糖値が高い
  • コレストロール値が高い

普段からタバコを吸う人は、ニコチンで体内のビタミンCが破壊され、ビタミンC不足である可能性が高いのです。

また、健康診断で、血糖値やコレストロール値が高いと言われませんでしたか?

生活習慣病の予防として、高濃度ビタミンC点滴が有効でしょう。

抗アレルギー作用

花粉症やアレルギーに悩んでいる方であれば、高濃度ビタミンC点滴は有効でしょう。

アレルギーを引き起こすのは、血中のヒスタミンが原因です。

しかし、血中のビタミンC濃度が高いと、ヒスタミンが少ないことが知られているのです。

ビタミンCには、ヒスタミン分子構造を破壊する力を持っているからですね。

ビタミンCを体内に取り入れることにより、アレルギー症状が軽減するでしょう。

がん予防

高濃度ビタミンC点滴療法は、がん予防・再発防止に有効です。

がん治療の代替治療として、アメリカで2度もノーベル賞受賞したライナス・ポーリング博士が研究をし、その弟子も論文を発表しています。

がんの最先端治療として、日本でも知れ渡ってきました。

身体をサビさせる活性酵素を無毒化するビタミンCは、がん細胞だけを攻撃する働きを持つことが分かっています。

抗がん剤治療のような辛い副作用はないため、さらなる研究成果が期待されています。

世界中で注目されている治療法ですが、日本では、臨床試験が進められているところです。

歯周病予防・治療

高濃度ビタミンC点滴は、下記にも有効です。

  • 歯周病の進行を止める
  • 口臭の予防
  • 抜歯・インプラント治療・歯周病手術などの回復力を増やし、免疫力を向上

つまり、歯周病の予防や治療に最適なのです。

高濃度ビタミンC点滴が効果がないと言われる理由

がん予防の章でも先述しましたが、高濃度ビタミンC点滴ががん治療に有効であると発表された後、アメリカのメイヨー医科大学が臨床試験の結果「抗がん作用はない」と発表しました。

そして、アメリカ国立衛生所も「ビタミンCはがん細胞を攻撃する」と発表したものの、試験管で行われた実験で人体に効くのかは不明でした。

それが高濃度ビタミンC点滴は効果がないと言われる理由です。

しかし、メイヨー医科大学での臨床試験は、点滴ではなく経口投与であったことが分かりました。

今では、「経口投与ではビタミンCの血中濃度が一定以上あがらないこと」「ビタミンCはがん細胞にだけ選択的に攻撃すること」と、論文で発表され、再び脚光を浴びています。

参考:ライフライン21 がんの最先端治療

効果的に高濃度ビタミンC点滴を受けるには?

効果的に高濃度ビタミンC点滴を受けるために、3つのチェックポイントをお話しします。

ビタミンCの量

高濃度ビタミンC点滴では、点滴の量を選べます。初回は10g~15g、2回目以降は25g・50g・75g・100gから選択できるクリニックが多いでしょう。

ただし、量に応じて金額も上がっていきます。

美容目的なら10g~25g、がん治療なら最大の効果を狙って100gを目安に選ぶとよいでしょう。

持続期間

ビタミンCは、体内で貯蔵することができないため定期的な投与が必要です。

最初の持続期間は、長くて1週間程度と言われ、ビタミンCが定着した3ヶ月後ほどに頻度を下げていくことも可能です。

頻度

美容目的なら、最初は、週に2回投与すると効果的です。

継続的にビタミンC点滴を投与すれば、効果が持続していきます。

効果を感じられるようになったら、2週間に1回の頻度としてもよいでしょう。

ちなみに、がん治療が目的なら1週間に2回が目安。

がん予防や再発防止なら、目安はこちら。

 1~6ヶ月目:1週間に1回

6ヵ月~12ヵ月:2週間に1回
1年後~:月に1回

もちろん、個人差はありますが、上記を目安としています。

高濃度ビタミンC点滴の副作用・デメリット

高濃度ビタミンC点滴の副作用はほとんどないと言われていますが、まれに以下の副作用があります。

点滴痛

のどの渇き
低血糖(めまいや全身倦怠感)

心配なことがあれば、治療前に医師とよく相談しましょう。

高濃度ビタミンC点滴ができない人

高濃度ビタミンC点滴ができない人はこちら。

  • G6PD欠乏症
  • 心不全
  • 高度の腎不全
  • 透析中
  • 胸水・腹水が溜まっている
  • リンパ浮腫
  • 頭蓋内の腫瘍

上記の病気を患っているいる方は症状が悪化する可能性があるため、医師の判断で点滴ができないことがあります。

ちなみに、G6PD欠乏症の検査は、事前に行うクリニックが多いようです。

また、他の病でクリニックに通院しているのであれば、直接医師に「高濃度ビタミンC点滴」の治療ができるのかどうかを聞いてみるのもよいでしょう。

高濃度ビタミンC点滴のよくある質問

高濃度ビタミンC点滴を受けるにあたって、よくある質問を5つ集めて答えてみました。

何度も治療を受けたらどうなる?

高濃度ビタミンC点滴による過剰摂取する危険性については、心配ありません。

ビタミンCは水溶性であるため、余剰分は尿として排出されます。

ただし、先述したように別の病を抱えている場合、高濃度ビタミンC点滴を投与することにより症状が悪化するため、医師に必ず申告しましょう。

サプリメントでの摂取は効果がない?

高濃度ビタミンC点滴 効果

点滴での効果と比べれば、サプリメント摂取による効果は少ないでしょう。

水溶性であるビタミンCは、血中濃度が一定以上になると尿として排出します。

サプリメントを大量に摂取したとしても、毛中濃度は上がることはありません。

しかし、点滴で静脈に直接投与すれば、数十倍の量を短時間で全身に行き渡らせることができ、その効果は大きく出ます。

グルタチオンとの併用はできる?

高濃度ビタミンC点滴とグルタチオンとの併用は可能です。

グルタチオンもビタミンCと同じように抗酸化作用によりエイジングエアができるため、最適な組み合わせともいえるでしょう。

ただし、作用が相殺することを防ぐため、高濃度ビタミンC点滴の投与は25gまでをおすすめしています。

保険適用できる?

高濃度ビタミンC点滴は、保険適用ができません。すべての治療が自己負担です。

費用はどのくらいかかる?

費用は、このようにかかります。

 初診料+G6PD異常症スクリーニング検査+血液検査代(がん治療の場合)+ビタミンC血中濃度測定検査(多量に投与する場合)+ビタミンC点滴代

クリニックによって料金設定が異なりますが、一般的に初回に1万5千円~3万円程度かかります。

ただ、継続して通う場合は、初診料やもろもろの検査代はかからないため、単純にビタミンCを投与する量で金額が異なります。

高濃度ビタミンC点滴代のみの金額相場はこちら。

12.5g:8,000円~25,000円

25g:10,000円~30,000円
50g:15,000円~40,000円
75g:22,000円~50,000円
100g:40,000円~

料金設定はクリニックによって異なるため、どのような治療やサービスが金額に含まれているのか、よく確認しましょう。

高濃度ビタミンC点滴はこんな人におすすめ

高濃度ビタミンC点滴は、このような男性におすすめします。

  • 肌トラブルが多い
  • ストレスが大きい環境にいる
  • 健康診断での数値が悪い
  • 花粉症に悩んでいる
  • がんの再発が心配
  • 口が臭いことを気にしている

高濃度ビタミンC点滴は、血中のビタミンC濃度をぐっと上げることにより、サプリメントより効率よく取り入れられます。

さまざまな効果があることから、日常のパフォーマンスを大きく向上させるでしょう。

まずは信頼できる医師のカウンセリングを受けてみましょう。

メンズクリニックディラン(Dylan)では、高濃度ビタミンC注射の施術を行っております。

お客様の問い合わせも多く、満足度が高いクリニックです。詳細はこちら↓

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  • 監修者
    監修医師
    麻植 一孝
    院長

    福岡大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院で研修、東京慈恵会医科大学附属病院救急部所属。おうえケアとわクリニック院長。「男性の立場から医療と健康を考える」という視点でメンズクリニックを開業。